過日、船橋市内の司法書士の先生と一献傾ける機会を頂きました。
実は以前、急な小生の勝手な都合で先生との飲み会をキャンセルとしてしまい、今回、無作法にも、やっと実現した飲み会でした。
I先生は、誰でも知っている超巨大会社の当時の公害訴訟の責任者として永年活躍されてきた方であり、知る人ぞ知る凄い方なのです。
大きな企業に勤めていた人の話は、過去の自分の自慢話ばかりで、「じゃあ今はどうなんですか?」って方が多いのですが、
I先生のお話は、現在、過去、未来が一貫しており、昔話が微塵も厭味に聞こえない素晴らしい方でした。
また、I先生はお噂でお聞きしていた通り、ユーモアたっぷりで、何しろエネルギッシュ。最後まで圧倒されっぱなしでした。
本当に色々と勉強させていただきました。先生ありがとうございました。
たまたま帰路が同じ新京成であり、立ち話をしている時に、I先生が「この鞄いいででょ?!」とおっしゃたのです。
聞くところによると、体を楽にする為、街行く中学生が使っている背中に背負う学生鞄を、「こりゃいい!」と思い、すかさず、変質
者に思われるのを覚悟しながら、この鞄がどこに売っているのかを聞き出したそうです。
さすがに、不信がられ、聞き出すのに何人か要したようですが、その様子を思い出し、豪傑に笑う姿と、お聞きした歴史的というべ
き武勇伝とが合間ってすごくチャーミングというか 人間的な魅力を感じてしまいました。
いくつにになっても、人との出会いは、刺激的で自分に気づきを与えてくれることに感謝します。
日頃、仕事に忙殺されている私に新しい空気をいただきました。
「書を捨て街に出よう」 教えていただいた気がします。 |