最近、三流大学出たところで、就職がないなんて声が巷から聞こえてくる今日この頃ですが・・。
名前を聞いても世間が知らないところの大学出て、苦労するなら、看護師をはじめとする国家資格を取得して自らを武装することも一つの方法であると、半ば子育て実践中です。
世間的には、こどもに無限の可能性があるのを摘み取る馬鹿親とお叱りを受けることもありますが、一度世間からドロップアウトした本物のアウトローの私としては、自分の遺伝子もわかっているつもりでして、いろいろ考える訳です。
先日、子供と将来の夢を話し合ったところ、最近の医療従事者の国家試験合格率が大幅に下落していることに気がつきました。
以下、脱サラして理学療法士になり大学院在学中の友人からの見解をまとめたものです。
国家試験合格率低下について
1つに学校数増加による学生の質の低下があげられます。
しかし、 昔も現在も医療系の学校に進学する学生の質は一定程度のレベルが保たれているそうです。専門学校で曲がりなりにもセレクションが成立するのは医療系のみ。但し、ご存知のようにあまりにひどい学生は留年させるなどして国家試験そのものを受験させないとか・・・。だから因果関係は疑わしい!?。
2つめは国家試験の難化です。
それを正当化することとして、 医療も日進月歩、当然試験も難化・深化しているのも事実です。
3つめは医療費を抑制するための医療技術者増加の抑制です。
これは見解がわかれるところです。医療費に占める人件費の割合は他産業に比してかなり高いのは事実です。医療費を抑制するために合格者を抑制するのは理に適っていると言えます。しかし、理学療法士をはじめ、医療従事者の給与レベルと人数を考慮すれば、国家試験の合格率を下げることが医療費抑制につながるとはとても思えないような・・・・。
4つめは合格点数の厳守化
ご存知のとおり、 国家試験の合格基準となる点数は決められています。今までは恩情加点なるものがあり、合格ラインに1〜2点足らない者も合格させていたらしいです。これを廃し、合格基準を厳守するようになったとのこと。
うーん その真相はいかに〜。自分の仕事とも関係しているので、もう少し研究していみる必要がありそうです。 |